File 1イズラエル 『ワンダフル・ワールド』

イズラエルの没後10周年記念盤。
イズの歌声とフル・オーケストラの美しいコラボレーション。

イズラエルの存在を明確に意識したのは、「マカハ・サンズ・オブ・ニイハウ」後のソロ・シンガーとして、日本語が挿入された「天国から雷」(レイ・レコード LEIR-0018)が強烈な印象だった。ハワイに長く住む日本人の友人の息子が、その日本語のアドバイスをしたとの事でアルバムをプレゼントされ、その声質と楽曲の魅力に圧倒されたのが始まりだった。その後、彼のアルバムの日本への輸入販売をし、2007年に制作会社マウンテン・アップル社を訪問した際、オーナーのジョン・デ・メロ氏の案内でスタジオに通され、製作中であったこの作品『ワンダフル・ワールド』の音源を聴かせてもらい、ハワイ地域のみならず、インターナショナルなマーケットを目指す姿に、彼の父親である大プロデューサー、ジャック・デ・メロと同様の方向性、そしてある意味でハワイアン音楽業界の悲願とも言える遺伝子を感じたものだ。

棚橋牧人(ラッツパック・レコード株式会社・ハワイアンジャーナル社 代表)

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