File 4哀愁ハワイアン/哀愁スタンダードG.S.編/ 哀愁スタンダード昭和歌謡編  (LEIR-2003・3005・3006)

前回紹介した「スパむすハワイアン」と基本的には同じ考え方のものだが、よりさっぱりと聴ける、なじみやすい日本人ハワイアンミュージックの一つのパターンとしてインストゥルメンタルアルバムを制作した。「哀愁ハワイアン~ザッツ・ジャパニーズ・スタイル」は近年盛んに言われる昭和歌謡の名曲集で、制作時期を考えると奔りと言え、白石信、杉本いわおがベテランならではの情感を伝えてくれる。ジャケットはジャズCDイラストの第一人者・早乙女道春。

哀愁スタンダードG.S.編」はタイトル通り、一時代を作ったG.S.ヒット曲集。1曲目の「小さなスナック」ではオリジナル パープル・シャドウズのリーダー今井久が哀愁のスティールギターを聴かせてくれる。「真珠の涙」(スパイダース)「君なき世界」(ビーバーズ)など隠れた名曲も収め、鴻池薫(Slack Key G.)、先頃逝去した江藤勲(Bass)がその時代を生きたミュージシャンならではのプレイを聴かせる。「哀愁スタンダード昭和歌謡編」は第1作の連続的なもので1曲目「お嫁においで」はオリジナルレコーディングメンバーの杉本いわおが原曲同様の歯切れの良いウクレレを聴かせてくれる。2作目、3作目のジャケットは新進の売れっ子イラストレーター信濃八太郎と、今作もアートワークにこだわった。

棚橋牧人(ラッツパック・レコード株式会社・ハワイアンジャーナル社 代表)

この記事をはてなブックマークに追加
« 前のStory 次のStory »
ページトップへ